「実験社会心理学研究」への論文採録決定

以下の論文が日本グループ・ダイナミックス学会の論文誌「実験社会心理学研究」に掲載されることが決定しました。

村山綾・三浦麻子 (in press). 集団討議における葛藤と主観的パフォーマンス-マルチレベル分析による検討-.
実験社会心理学研究.
要 約: 本研究では、集団討議で生じる葛藤と対処行動、およびメンバーの主観的パフォーマンスの関連について検討した。4名からなる合計17集団(68名)にラン ダムに配置された大学生が、18分間の集団課題を遂行した。その際、討議開始前、中間、終了時に、メンバーの意見のずれから算出される実質的葛藤を測定し た。また討議終了時には、中間から終了にかけて認知された2種類の葛藤の程度、および葛藤対処行動について回答を求めた。分析の結果、集団内の実質的葛藤 は相互作用を通して変遷すること、また、中間時点の実質的葛藤は主観的パフォーマンスと関連が見られないものの、終了時点の葛藤の高さは主観的パフォーマ ンスを低下させることが示された。関係葛藤の高さと回避的対処行動は主観的パフォーマンスの低さと関連し、統合的対処行動は主観的パフォーマンスの高さと 関連していた。関係葛藤と課題葛藤の交互作用効果も示され、課題葛藤の程度が低い場合は、関係葛藤が低い方が高い方よりも主観的パフォーマンスが高くなる 一方で、課題葛藤の程度が高い場合にはそのような差はみられなかった。葛藤の測定時点の重要性、および多層的な検討の必要性について議論した。

HCS2013年1月研究会に参加しました

1月24,25日に高知市文化プラザかるぽーとで開催されたHCS2013年1月研究会に参加してきました。
当日は多くの方にご参加いただき、現地担当としてはホッとしました。

以下のタイトルで発表しました。

村山 綾・弓仲美穂・今津千紘・三浦麻子(関西学院大)
会話場面における話題の感情価と聞き手の表情の不一致 ~ 話者の非言語行動および感情状態に注目して ~

2者会話場面で、自分は楽しい話をしているのに相手の表情は悲しそうだor自分は悲しい話をしているはずなのに相手は笑顔だ、などといった
話題の感情価と聞き手の表情が一致しない状況に注目し、そのような場面における話者の視線行動や感情状態を検討したものです。非言語行動の個人要因としては社会的スキルを取り上げました。
質問もいただき、今後の実験計画を考える上でも大変有意義でした。発表内容に関心のある方はぜひご連絡ください。

高知では、カツオのたたきを堪能しました!