日本社会心理学会第57回で発表しました
日本社会心理学会第57回大会にて「不運に対する公正推論の日米比較-信仰との関連-」というタイトルでポスター発表を行いました。日本人とアメリカ人で、信仰(日本人の場合は仏教、アメリカ人の場合はキリスト教)の有無によるスクリーニングを行い、内在的公正推論(ある人物に起こった不運な出来事を、そのような因果関係が存在し得ないにもかかわらず、その人物の過去の道徳的失敗に原因帰属すること)の行いやすさとの関連を検討したものです。分析の結果、アメリカ人では信仰の効果が見られたものの、日本人では見られないということが示されました。今後は、日本人の内在的公正推論のしやすさと関連する変数の同定を行う予定です。